随分と間が空いてしまいましたが、今日は習い事のお話を。
幼児は時間があるので、ついついたくさんの習い事をさせてしまいがちですよね。
プログラミングにレゴに実験教室に、サッカーにダンス、バレエ・・
あげたらキリがありません。
小学校に入って絞っていく方も多いですが、低学年でもまだ複数のスポーツ、音楽を掛け持ちされている方も多いです。
こういう中で1つポイントを。
習い事は戦略的に考えましょう。
習い事を戦略的に考える理由
海外では習い事を戦略的に決めるのは当たり前です。大学受験で課外活動が重要視されているからです。
日本では、スポーツや音楽活動が大学入試や中学入試に利用されることはほとんどありませんでしたが、ここ近年は様子が様変わりしてきています。
大学入試でAO入試が増加し、課外活動が評価される割合が増えてきたためです。
今の幼児が大学入試を迎える頃には、今よりももっとAO入試が増加・多様化しているでしょう。学力勝負のみの一般入試準備のみで育ててしまうと、手遅れになりかねません。
海外大学出願を予定している家庭なら、課外活動に力をいれることは承知されていると思います。
しかし、日本の一般的な家庭で、日本の大学志望の場合でも今後は課外活動が必須となってきます。
そのため、今幼児、小学校のご家庭では習い事を戦略的に考えましょう!
スポーツ、音楽1つずつ
一般的な習い事の決め方は、スポーツ1つ、音楽1つです。
もちろん複数ずつでもよいのですが、極めるにはお金も時間もかかります。
例えばこんなご家庭ありますよね・・
・新体操
・チアダンス
・ピアノ
・習字
・公文
(低学年女児 中学受験予定)
まずほとんどの子が新体操もチアダンスも極めないですよね。
賞もとらないまま、中途半端な状態で小4の前に辞めていかれる傾向があります。
続けない&極められない&お金が貯まらない で意味ないです。
ブルーオーシャンで評価をとりやすいジャンルか、そうでないか
習い事を決める際には、以下のような観点も必要です。
・子供の好き嫌い
・効果(バレエは姿勢が良くなる、ピアノは音感がつく=中高の音楽内申に有利など)
・将来性
・競合の多さ(地区で1番になれるか、試合、コンテストで入賞できそうか)
・評価されやすさ
・課金しやすさ(コーチをつけやすいか)
・通いやすさ(週6−7続けられるかor週7通わなくてもできるジャンルか)
テニスやバレエといったメジャー系の習い事だと、競争が激しく全国1位や地区1位になるのは難しいところがあります。
(田舎なら地域1位になりやすいかもしれませんが・・)
*運動神経の良いリアル友人の子は週7テニスをしてますが、地区大会で入賞はできても層が厚すぎて、1位はまず無理といってます。トップをとるのは家がテニス教室の先生の子や、帰宅後ずっとテニス漬けのガチテニス勢ばかりのようです。
逆に、試合で1位になれる可能性は低くても、ある程度続けて極めたという証拠になる武道はよいかもしれませんね。(黒帯制度があるため)
また、ただ習い事を続けるのは「塾にいれっぱなし」にしているのと同じです。
習い事をしてるだけでは上達しません。自主練や個別コーチをつけて他の子よりもそのクラスで上手くなっておくことがポイントです。
そこまでして習い事に力をいれたくない!
子供の好きにさせればいいじゃないか!
という気持ちもとてもよくわかります。
しかし、それだけではうまくいかなくなってきているのも事実です。
少子化なのに、競争が激しくなってきているためです。
一番よくない習い事の決め方
一番よくない習い事の決め方は、「周りのみんなが習っているから」です。
地域のママ友の話を聞いて、周りが習っているからと流されてなんとなく決めるのが一番よくないです。
・流されてなんとなくピアノ
・なんとなく公文
・なんとなくそろばん
・なんとなくサッカー
の人、多くありませんか・・?
そして、「子供が習いたがっているから」「子供が辞めないといっているから」と適正がないのに戦略性なくダラダラと習い事を続けるのもよくないです。
幼児・低学年でたくさんの習い事をさせていても、中高生になったら習い事の効果はどこへやら・・うちの子凡人・・と諦めている先輩ママさんの声に耳を傾けてみましょう。
幼児・低学年の家庭で、「子供の声に寄り添うのが一番」と思い込み、子供のいう通りに動いて結局大局を見失っている家庭も・・。
子供の将来の可能性を見据え、戦略的に考える賢い選択を!