先日、「わが子を知的バイリンガルに育てる方法―6歳で英検3級、9歳で準1級合格のメソッド
」を読みました。
著者は関東で有名なLearning Treeという英語スクールを運営されている方で、プリスクール・キンダーから小学校のアフタースクールまであります。このスクール、ホームページも見てみましたが、食事は完全有機農法のもの、石鹸も無添加、放射能チェックはかかさないなどかなりのこだわりよう。近くにあれば検討したのになぁと思うほどでした。
単にインターナショナルスクールに通わせているだけではダメ
本には、「日本人が知的バイリンガルになるためにはどうすればよいか」が書かれており、「単にインターナショナルスクールに通わせているだけではダメだ」とあります。
私も同意見です。
娘が通っているゆるいプリスクールでは、(同じく通わせているママさんたちとそれほど突っ込んだ話をするわけではありませんが、)子供たちの会話力をみていると、家庭でガッツリ英語を勉強!勉強!しているところは非常に少ないように思います。
むしろ、託児所代わりにしていて、「ちょっと英語ができるようになったらオッケー♪ラッキー♪」と思っている親御さんの雰囲気も感じます。
外国人と英会話がそつなくできる程度でよい、というだけならOKでしょうが、海外進学レベル、トップ層と高度な会話をするためには、日本語も英語も高度に習得する必要があります。
その方法を探し、日々模索しているところですが、この本にはヒントが少し書かれてありました。
ポイントは、
・幼児期にインターナショナルスクールで1日英語漬けにする
・小学校以降はインターナショナルスクールもしくはアフタースクールに週5日通う
とあります。
この点は、同意です。しかし、お金がかかりますね・・。
普通のサラリーマンであれば、一人っ子でフルタイム共働きは必須、贅沢をしなければ、なんとか行かせられる感じでしょうか。
「学力の経済学」が語っていることと同様、親の経済状況次第で子供の学力が決定される事態が強固になっていきそうです。
親(特に母親)の子供の教育に対する「覚悟」を求められている気がしました。
幼児期は日本語より英語偏重にし、中学生以降から日本語偏重にする?
また、
「幼児期は日本語より英語偏重にし、中学生以降から日本語偏重にする」とも書かれていました。
この点に関しては、「ん?」と引っ掛かりを感じました。
我が家では、日本語も重視しており、絵本の読み聞かせを積極的に行ってきました。
娘は2歳代でひらがなマスター、3歳で絵本の文をスラスラ読み、簡単な漢字もいくつか読みます。
しかし、この本によると幼児期はむしろ1日中英語漬けにしてもいいくらいで、日本語は小学校高学年から追いつくからよい、と書かれていました。
私は「高度な英語を話すには、高度な日本語を構築しておく必要がある」との考え方なのですが、この本では母国語である日本語は会話だけでも十分で、後から(小学校高学年以降)高度な日本語を習得できるから、初期に英語を重視して学んだ方がいい、というのです。
うーん・・日本語よりもまず英語を重視しろということですね。
このあたり、いろいろな考え方があるかと思いますが、実際に高度なレベルでマルチリンガル、海外進学を目指している、日本人・日本在住家庭の方にお聞きしてみたいです。