おうち英語の自分の子の出来栄えに満足しないで
DWEとかSNS界隈で、よく見る光景があります。
子どもの英語力に満足している話。
「うちの子、英語ペラペラ」
「小学校では周りの子と全然違ってほめられた」
「英語イベントやサマキャンに参加しても、問題なくやりとりできた」
「外国人に英語で話しかけてる」
「スピーチコンテストに出てる」
みたいな話。
もちろん、それはすごいです。
おうち英語を何年も続けて、
DWEをかけ流して、
語りかけして、
英語イベントに参加して、
英語を生活の中に入れてきた。
それは簡単なことではありません。
でも。
そこで満足して終わらないでほしい。
もう、英語力が高い子は当たり前に出てきている
昔なら、
「小学生で英語が話せる」
「英語イベントで困らない」
「外国人の先生と楽しく話せる」
だけで、かなり目立ったと思います。
でも、今は違います。
おうち英語を長く続けている家庭では、
英語を聞ける。
英語を話せる。
英語の本を読める。
英検も取れる。
そういう子は、もう普通に出てきています。
だからこそ、そこで親が満足してしまうのはもったいない。
その英語力、生活言語で止まっていませんか?
気づいてほしいんです。
その英語力、生活言語で止まっていませんか?
DWEにありがちな、幼児英会話の語彙で止まっていませんか?
スピコンに出てる。
外国人に英語で話しかけてる。
英語イベントで楽しそうにしてる。
うん、それもすごい。
すごいんだけど。
でも、使ってる単語、幼なくない?
話してる内容、生活言語だけじゃない?
発音がいいから、ペラペラに見える。
テンポよく返せるから、英語ができるように見える。
でも、中身をよく聞くと、
幼児英会話の延長で止まっていることがあります。
「I went to the park.」
「I played with my friend.」
「I want to be a doctor.」
こういう幼児が使う英語を、きれいな発音でスラスラ話している。
それは一見すごく見えます。
でも、年齢が上がってきた子に求めたい英語は、
そこだけではないですよね。
ネイティブの同年齢、
あるいは2〜3歳上の子が使う語彙に近づいているのか。
抽象的な話ができるのか。
知識のある話題について高度な語彙を使い英語で話せるのか。
ここを見ないといけない。
英語が口から出ることと、
知的な英語を使えることは別です。
英語でサイエンスを学ぶのも、もう当たり前
これも、もう特別なことではなくなっています。
英語で理科系の動画を見る。
英語でノンフィクションを読む。
英語で宇宙、人体、動物、環境、歴史、地理に触れる。
ここまでやっている家庭も、今は普通にあります。
もう、そこも自慢するフェーズじゃないの。気づいてます?
だから、
「英語でサイエンスをやっています」
「英語で知識を入れています」
ここも、もちろん大事だけど、
もう一段先を見た方がいいです。
そこから先。エッセイは?
次に見たいのはアウトプットのライティング。
そう、エッセイです。
エッセイは、ただ英語で文章を書くことではありません。
自分の考えを整理して、根拠を出して、読み手に伝わる、響く形に組み立てることです。
英語で知識を入れている子でも、帰国子女であっても、いざ書かせてみると、
感想で終わる。
理由が浅い。
同じ表現ばかり使う。
段落のつながりがない。
結局、英検っぽいテンプレ意見文になる。
こういうことは普通にあります。
だから、英語でサイエンスをやっているから安心、ではない。
英語で本を読んでいるから大丈夫、でもない。
単に英検っぽい意見文を書くのがエッセイじゃない
日本のおうち英語でありがちなのが、
「英語で意見文が書ける」
「英検のライティングができる」
「理由を2つ書いて、結論を書ける」
これをエッセイだと思ってしまうこと。
でも、違います。
単に英検っぽい意見文を書くのがエッセイではありません。
エッセイにも種類があります。
- narrative essay
- descriptive essay
- expository essay
- persuasive essay
- argumentative essay
...etc
それぞれ、書き方が違います。
構成も違う。
使う表現も違う。
求められる思考も違う。
英検ライティングのように、
「私はこう思います。理由は2つあります。」
だけでは足りない世界。
そして、これは親が教えられない。
親が英語を話せるかどうかとは別問題。
英語で高度な文章を書くには、
語彙だけでは足りません。
英語がペラペラでも、
エッセイが書けるとは限りません。
英語の本が読めても、
論理的な英文が書けるとは限りません。
英検に受かっても、
英語圏の学びについていける文章力があるとは限りません。
ここを勘違いしない方がいい。
おうち英語のゴールは「ペラペラ」ではない
おうち英語の最初の目標は、
英語を聞けること。
英語を嫌がらないこと。
英語で話せること。
それでいいと思います。
でも、そこまで来た子は、
次に進まないといけない。
「うちの子、英語ペラペラです」
「英語イベントでも困りません」
「周りより英語ができます」
そこで親が満足したら、
子どもの英語もそこで止まりやすいです。
親の基準が止まると、
与える環境も止まるから。

