よく読書好きであっても読解力があるとは限らない、という意見をみます。
一方で、国語を全く勉強していなくても、サクサク中受国語で高得点を取れるのは読書家の子 という意見もみます。
どちらが正しいのか?
と思ったことはありませんか?
私が調べてきてわかったことは、
読書家の子どもにも、2種類いる ということです。
一方は国語読解力が高い読書家の子ども。
もう一方は、読解力が低い読書家の子どもです。
前者の読書家にするために、2つのポイントをご紹介します。
1 精読練習をしておく
当たり前なことですが、ただ読書をするだけではなく、精読練習をしておくことです。
中には精読練習をしなくても読解力が高い子もいますが、必ずしもそうなるとは限りません。精読練習を積み重ねることで、抜けをなくせます。
公文国語は単なる抜き出し練習なので、精読練習にはおすすめできません。
あまり精読ドリルでいいのが少ないのが残念ですね。中学年以降はみな塾のドリルを使用するので、市販のドリルでハイレベルなものが少なくなってくるんですよね。
学研さんあたりに、中学年〜高学年向けのハイレベルな読解ドリルを出していただきたいです。(中受にも対応できるくらいハイレベルな)某探偵ドリルとか、おはなしドリル系は簡単すぎるんですよ。せめてハイレベ読解くらいの難度は保持してほしいです。
2 シリーズものばかり読まない
大きな注意点は、本選びでシリーズものばかり読まないことです。
読解力が弱い子は、名作にあまり触れず、シリーズものばかり読んできた子が多いようです。
親としては、シリーズものにハマってくれれば、本選びが楽になります。
しかし、同じ作者が同じような文体で書いた本になるので、心理描写や情景表現が狭くなります。ライトノベルのようなものです。
ハリーポッターが読めるようにと目指す方もいますが、日本語訳がいいわけではないので、日本語ハリーポッター読破を目指すのはおすすめしません。
いわゆる名作と言われるものから、単体の本を一つ一つ探して読み漁る方が沢山の表現に出会えます。これは英語多読にも同様なことがいえます。
公文の推薦図書は一つのおすすめリストとして使えますが、みな同じことを考えているので、図書館予約が多く、貸し出しにくいです。
それ以外でも名作傑作は沢山見つかりますので、ぜひ図書館で探してみてください。
国語力の高さが英語力に繋がる
母国語で高い語彙力、知的概念が育まれると、英語力も相当に伸びます。
しかし、国語力が低い子は、英語がいくら話せて子ども用チャプター本が読めても、子供英語止まりです。高度な知的バイリンガルにはなれません。
英語に力を入れるのは当たり前ですが、私は今流行りのおうち英語で見逃されがちな、国語力強化を今一度おすすめいたします。