「子育ては罰ゲーム」「庶民は子供を産まないのが正解」な時代になっています。
妊娠中、未就学児の子育て中、中長期将来にかかる費用について正確に把握できている親は多くありません。
多くが「なんとかなるでしょ」と、【自分が2人・3人兄弟だったから】、【庭付き1戸建てマイホームを買い】家族で暮らし、子供には「国立大学」に行ってもらえれば・・と夢想する。
そんな家庭が多いのではないでしょうか。
しかし、現実は違います。
子供の学力は「親からの遺伝(DNA 特に母親の)」+「学習環境」に起因します。
そして、学習環境を整えられるのは、「情報感度の良い母親」であり、得てしてそれは「母親の学力(学歴)も高い」という事実。(もちろん、学歴が低くても頑張って情報を集めている母親や、教育パパもいます)
なんとなく、周りとママ友話をしながら「みんながしているから」と似たような習い事(スイミング、公文、英会話、サッカー等)をさせ、「普通」に育ててきたつもりだけど、
小学校中学年・高学年以降、「我が子の成績がぱっとしない」ことに気がつき、中学生になれば思春期対応で疲労困憊、塾代部活代と保育料とは桁違いの諭吉が飛んでいき、大学費用どころではない・・。そして子供は国立どころか私立MARCHでさえ受かる見込みがない・・・ こんな感じで悩んでいる(後悔している)先輩ママの声をよく聞きます。
「ああ、せめて2人分じゃなくて教育費が1人分だったら・・・」という感じです。
英語ができないともっと悲惨
これに「英語」の悩みが加わるともっと悲惨です。
中学生の授業についていければなんとかなるでしょ、と週1英会話教室に通わせているだけで満足し、いざ中学校に進学すると周りはみな英検2級、準1ホルダーばかり。 圧倒的なレベル差に愕然とし、子供はやる気消失。越えられない壁は毎年高くなるばかり。(高校卒業時点で準1が当たり前時代から、英検1級が当たり前時代になりつつある)
子育て政策で一番割を食っているのは、共働き中間層世帯です。(もしくは、専業主婦で夫が1000万前後の世帯)
この収入層の世帯は、子供は2人目3人目は産まないほうが、もっといえば1人も産まない方が費用面でよいでしょうね。残念ながら・・。
子供を産むなら、社会保障が手厚い低所得層か、高収入層(年収2000-3000万以上)がよいのです。
公立王国の地方であっても、内申もとりトップ高校に通わせるなら、小学生時代から英語をやりつつ、先取りしながら高受塾に通わせ、副教科対策としてピアノやスポーツをさせるのは当たり前。お金もかかります。
私立に行かせるなら、中学受験塾代に私立中高一貫校の学費+中高時代の塾代にともっともっとかかります。
(私立中高に行かせても、さらに塾が必須なのは周知の事実ですよね)
そして、悲しいことに国立大学や早慶に合格したとしても、卒業後就職できるかどうかわからない日本の将来。
万が一就職できたとしても、日本企業に社畜として雇われるのは確定的でしょう。(今ですらそうですよね苦笑)
もっと最悪なことには、日本企業は軒並み外資に買われてしまい、中国やインド、アジア新興国からの優秀な人材のみを雇い入れ、「日本語しか話せない、プログラミングもろくにできない、海外大学卒でない日本人」は雇ってくれないでしょう。
AI利用がさらに進み、理系人材以外・・文系国内卒は無用の長物に成り果てるでしょう。
わたしたち親世代とは異なる、絶望しかない子供の未来。
どうしますか?